2011年2月20日日曜日

Step4 Cubase LE5で打ち込みをしてみよう (ピアノロール、キーエディター編)

今回からは、いよいよ打ち込み方法について解説していきます。他のフリーソフトと違い、Cubase LE5だからこそできる作業ですね。余談ですが私は宅録始めたての頃はフリーソフトで打ち込みをしていました。しかし、ドラムの打ち込みはドラムの打ち込み用ソフト、シンセの打ち込みは打ち込み用ソフトを使い、さらに打ち込んだMIDIデータを書き出すソフトを使い、そしてそれを録音したものと合わせるソフトを使って…と、非常に大変な思いをしていました。しかもそれが簡単にうまく行ってくれればいいのですが、ソフトを色々組み合わせているため、少しずつずれてたりして非常に大変でした。ですがCubase LE5はCubase LE5の中だけで完結して終わらせることができるので非常に便利ですね。それでは、早速打ち込みをやっていきましょう。


まずは、Cubase LE5を立ち上げ、使用する音の種類を設定していきます。Step3の録音方法で右クリックでオーディオトラックを追加したように、今度は右クリックでインストゥルメントトラックを追加します。


するとこのようなウインドウが出てくるので、インストゥルメントなしのところをクリックし、HALion Oneを選択してOKします。すると、録音したときのように新たなトラックが作成されます。



次に、左側にあるこの部分の1をクリックします。



すると、このように音源を検索して選ぶビューアーが出てきます。ここでどのような音を出すかを選ぶわけですね。

それでは、左側にいくつか楽器の種類が書いてありますがその中からPianoをクリックしてピアノに絞込み、右側のRock Pianoをダブルクリックしてみましょう。すると、このトラックではピアノの音源を使うという設定をすることができます。





そしていよいよここからが打ち込み作業となります。


 
まずは上のツールバー1番の鉛筆マークのを選択します。そして2番の場所をクリックして、そのまま左から右へマウスをドラッグさせると…



このように新しいクリップができました。そして3番のマウスカーソルマークをクリックしてから新たにできたクリップをダブルクリックすると、キーエディター(ピアノロール画面)が開きます。ここで打ち込みをしていくわけですね。





キーエディターでは、縦軸が音程になっています。左側にピアノの図ががあるように、音程は左のピアノ図に合わせて打ち込んでいきます。このことから、ピアノロールとよく呼ばれます。ピアノを全く触ったことのない人には多少分かりづらいかもしれませんね。横軸は音の長さになります。グラフの1~2で1小節となっており、その間を細かく8分音符や16分音符で区切られています。このグラフが見づらい場合は右下の





これを動かすことによって好みの幅に変えることができます。




上のツールバーの鉛筆ボタンをクリックして、キーエディター内で適当に左から右へドラックしてみましょう。こうすると、打ち込みたい音を書き込むことができます。音の長さはドラッグする量で調節できますまた書き込む音の最小の長さは、ツールバー右側のクオンタイズというところで決めることができます。1/8なら最小は八分音符、1/16なら十六分音符となります。



間違えた場合は2番の消しゴムで消したり、3のマウスカーソルを選択してドラッグすることにより長さを変えたり音程を変えたりすることができます。



うまく打ち込めましたでしょうか?参考に、2分音符でドレミファソと打ち込んだ例です。



以上で打ち込みの基本的な解説は終わりです。お疲れ様でした!

このキーエディター(ピアノロール)が打ち込みをしていく中で頻繁に使う基本の画面なので、これの使い方をよく覚えておきましょう。

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